アメリカ留学中には公共交通機関、とりわけバスの利用が多いと思います。 移動手段として車をもたない留学生にとってバスは必須ですし、 最近はアメリカでもガソリンの値段がバカにならないほど高騰してきているので多くの人がバスを利用し始めています。 アメリカではバスは低所得者が乗るものという先入観がありますが、 乗ってみれば不衛生でもなんでもなく、なかなか快適なものです。 たしかに夜に女性が一人で乗るのは抵抗があるかもしれませんが、 昼間乗るぶんにはそこまで心配はいりません。
留学生なら学校で発行する学生IDやステッカーまたは交通パスを持っていればバスは乗り放題できます。 一般的にはバスに乗車するときにお金を払いますが、 地域によってはバスを降りるときにお金を払うときもあります。 アメリカのバスが時刻表通りに来ることはあまりなく、10分や15分遅れてくることもあります。
バスの前の方の席はお年寄りやハンディキャップがある方などが座るのでなるべく空けておきましょう。 誰もいないときはもちろん座って構いませんが、 車椅子を使う体の不自由な方が乗ってきたらスパースを譲ってあげてください。
バスを降りるときですが、アメリカのバスは日本みたいないわゆる押しボタン式ではありません。 車内を見回すと分かると思いますが、 内側の壁にダラ〜ンっと黒いケーブルのようなものが掛かっていて、 降りたいバス停の手前でそのケーブルを引いて下車リクエストをします。 ケーブルを引くと「ピロ〜ン」と音がなってバス車内の前方の「STOP REQUESTED」の看板が赤く点灯するので、 運転手の人がちゃんと停まってくれます。
アメリカのバスには自転車を積むこともできます。
バスの前方に自転車を最大二台まで積むことが出来る自転車ラックがついていますので、
自転車をバスに乗せたい場合はそのラックを利用します。
以下の動画(再生をクリック)を参照にして下さい。
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1).中央のレバーを握りながら自転車ラックを下ろす。地域によってはバスの他に電車も利用できます。 電車といっても都市部でも高架線を走らず、路面電車のような電車が多いです。 乗るときは学生IDカードや駅で買う切符でが必要です。 アメリカの電車は一見改札がないので無料で乗れるのかと思っちゃいますが、 係りが電車内を見回るので乗車券は必要です。
電車はバスに比べれば多少は時刻表通りにきますが、
やはり数分遅れることは日常茶飯事です。
また、電車に自転車を乗り入れすることも可能です。
自転車を持ち込みたい場合は車両の一番前か一番後ろのドアから車内に入り、
ドア付近の開いたスペースに自転車を置きます。
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参考写真(電車に自転車を乗せる方法)