上でも説明したとおり転出届を提出すると国民健康保険ならびに国民年金の支払い義務がなくなります。 転出届を出すことによって日本での住民登録を一時的に取り消すことによって国民健康保険も国民年金も任意加入となります。 転出届を出すと留学期間中は国民年金を払わないのでその期間はいわゆるカラ期間として扱われ、老後の年金の受け取り額もその分減ります。 日本では年金を受け取るための最低支払い期間が25年なのでそこも押さえておきましょう。
国民年金と同様に国民健康保険も転出届けを出すことによって任意加入となります。 留学中に任意で加入するメリットとしては、海外で払った治療費を国民健康保険が負担してくれるという点が挙げられます。 具体的に説明すると、海外でのケガや病気でなんらかの治療にお金がかかった場合まずそれを全額自分で負担する必要があります。 その後国民健康保険に任意加入している場合は、 帰国したときに領収書などを和訳して治療費請求手続きをふむことで海外での治療費が負担されます。 この場合日本と同じで3割は自己負担になります。
転出届を出した後は国民年金も国民健康保険も任意加入となるのでそれぞれのメリット、デメリットを考えることが非常に重要となってきます。