社会人の方など一部を除いて大半の人(特に高校卒業後すぐ留学する人)は留学資金を親に頼る形になるのではないでしょうか。。 高校三年間でバイトして貯められる資金はそこまでたくさんではと思いますし、 アメリカ留学をする上で親の援助は必要不可欠と言っても過言ではないかと思います。
あっちに行ってバイトしながら勉強すればいいじゃんと思う人もいるかもしれませんが、 その考えはいささかキケンです。 確かにバイトはできますが週に許された時間働いてもたかだか生活費をまかなえる程度です。 年間の授業料などはとてもそれだけでは間に合わないと思います。 四年制大学なら頑張れば一部の人に奨学金が出ますが、 少なくとも語学学校や短大では奨学金もあてにできません。 そうなるとやはり親の協力なくしては留学は難しいということになってしまいます。
タイトルでは「親の説得の仕方」なんて書いてみましたが、 やはり親に自分の留学を理解してもらうことは後にも先にも非常に大事です。 よくアメリカの大学の願書記入のときにスポンサー(Sponsor)なんて言葉が出てきますが、 まさに親は留学資金を提供して自分の留学をあらゆる面から支えてくれる必要不可欠な人であり、 大変感謝すべき存在でなくてはいけません。
親に自分の留学の大切さを理解してもらうためにはまず自分でそのことを明確に説明できるようにしなくてはいけません。 自分から留学したいと願うあなたには何か熱く語れることがあるはずです。 どうして留学しようと思ったのか、何をしに行くのか、最終的にどうなりたいのか。 これらのことを自分の言葉で一つ一つ思いを込めて親に伝える必要があります。
また親に留学を理解してもらうにはまずあなたが留学のいろいろなことを理解する必要があります。 留学資金はいくらかかるのか、留学年数はどのぐらいか、 基本的な留学手続きはこうやるんだ、などなどです。 当たり前の話ですが、留学するのはあなたであって親ではありませんから、 「かあちゃん、おれ留学したいから手続きとか調べておいてね」なんて問題外な発言です。。
留学目的や基本的な留学情報等これらのことを面と向かって親に話すのもいいかもしれませんが、 おそらく一番効果的なのはレポートにしてまとめ親に提出することです。 ネットを駆使してもいいですし誰かに聞いてもいいですし、 とにかく自分の力で情報を集めレポート用紙に書き殴ってください。
留学目的やあっちで勉強したいことを盛り込み、 将来どうなりたいかを書くと良いと思います。 大半の親は就職のことをとても心配すると思います。 留学生の場合就職が日本の学生とちょと違ってくる面もあると思いますし、 そこは親が心配するポイントだと思います。 将来自分が描いてるキャリアプランを説明すると良いと思います。 もちろんまだ全然道筋が立っていないという人もいるかもしれませんが、 現状で自分が考えることを正確かつ具体的に言えればいいと思います。 また最低限として、親が一番心配するであろう資金面のことや留学年数のことも入れてください。
この親に提出するレポートの目的は二つあって、 ひとつは親の理解を得ること。 そしてもうひとつは自分一人で情報集めをすることで自分自身も留学への理解が深まり今後のために大いに役立ちます。 とにかくこのレポートを通して親にやる気を見せることが大事です。 自分がここまで本気なんだということをレポートで熱く伝えてあげてください。 親からなにかしらの反応は得られるはずです。
ちなみに上に挙げたいくつかは自分の実例です。 留学を決意した後に不慣れなパソコンを使ってレポートを書き親に提出しました。 実際おもしろいことに、留学中に出会った友達の中に、 親に留学を説得させるために同じことをした人が数人いました。 彼らいわく意外と効果抜群だったそうです。